市販されている英語学習の教材は、一般の会話を中心に作られています。レベルが高い教材でも、日本の観光地の紹介、日本文化の説明、例えば「神道とは何か」などのようなものです。
ところが自分の興味分野となると、まず教材は見つかりません。だったら自分で作ってみようということです。教材を自作は英語学習にとって大いに意味があります。
自分の興味分野の資料、文献はインターネットでテキスト文として見つけることができます。自分が持っている英語文の資料だってあるでしょう。
テキスト(読む資料)は持っていても、ヒアリングや会話の資料がない訳ですから、手持ちのテキスト資料を使って作るのです。一番手っ取り早い方法です。
英語資料がないのならインターネットで探してみます。探す方法はいろいろありますが、これは後で説明します。
まず、手持ち資料で教材を作ってみます。
準備
- スマホとパソコンが必要です。
ここではiphoneとMacを使った例で説明しますが、
Windows PCとAndroidスマホでも同じことができます。
パソコンが無くてもできないことはありませんが、編集がとても面倒です。 - スマホに「スキャナー&翻訳」というアプリをインストールします。iphone、androidoいずれの版もあります。
機能は後ほど説明します。スキャナー&翻訳
- このアプリは撮った写真内の文字をテキストに変換してくれます。おまけに90ヶ国語以上の言語に翻訳します。翻訳はもちろん機械翻訳ですから意味がわかる程度で、文章としては不完全というレベルです。このアプリのOCR機能を利用します。
英文を自分で打ち込むことも学習としては役立ちますが、この場合の目的がヒアリングと会話ですから教材を素早く作ることを選びます。
例えば、自分は野球放送を英語で聴けるようになりたいというのなら、教材作成のステップはこうなります。
目的:まず野球についての基本を英語で説明できるようにします。
方法: 1 google で「baseball」で検索します。Wikipedia英語サイトが見つかります。
初めて野球英語を学習するなら、最初のパラグラフだけをコピーして、これをテキストスピーチソフトで読ませてみます。スピードは遅めに調整します。
これを音声ファイルに変換してスマホに転送します。スマホでもMP3プレーヤーどちらを使っても同じです。
英語学習の肝は「繰り返し」です。
まず、コピーしたパラグラフの部分の単語を調べ、文章の構造を確認し、自分の言葉で日本語にします。時間をかけてじっくりとです。だから短い最初の短い部分だけにします。
内容は野球についての当たり前の常識的なことの説明ですから、単語を覚え発音を聞くことに集中します。
自分の言葉で日本語にします。ここでちゅういするのは、中学で習った英訳と違うということです。
えいごでは主語があって動詞があって目的語がある。でも日本語は主語、目的語そして動詞という順になります。これではせっかくの新たな英語への挑戦が成功しません。
例えば
野球っていうのは、